MACHAKOダンスコラム(3)

人の体に触れるということ

こういう私の考え方は、もしかしたら
「現サルサイントラやっている方にとっては、
真逆の観点に値している」かもしれないと思います。

1)サルサなんて簡単ですよ。
2)すぐ踊れるようになります。
3)男女のコミュニケーションが取れるダンスです。

全部、「そう簡単なこと」じゃないのに。
そういう風に言わないとならない場所って、この日本では、あるからです。
現に私もある場面では言うことがあります。

でも本当は違う。
あえてこういう公共の場に書くことに意味があると私は思っています。
チャレンジャーなもので(爆)

さきほど その1 で書きましたが
「楽器を持ちながら踊る」とか
「歌いながら踊る」とか
一番難しいんですが
「普通に話しながら、踊る」とか
それができないと
「ペアなんて本当は踊れない。」
と私は思っているのだ。
こういうことを口に出せる私になったから書けるわけで、
こういうことを口になんて出せない私だったら絶対に言えないわけです。

私がずっとやってきたのは、キューバのサルサダンスでした。
もちろんサルサ以外のキューバのダンスを全部踊ります。
日本では本当にやってる人が少ないジャンルです。
その少ない人間の中で色々なことがありました。

今となっては本当に
つまらないゴタゴタや嫉妬
お金にまつわる問題
生徒さんからのいろいろな問題
レッスンしている場所とのもめごと

でもそういういろいろなことをたくさん経験して、勉強して、色々な人と肌で触れあっていく中で私は学びました。

サルサを通して「人間」というものを。

結論として
サルサダンスを教えるにあたり
私は「本気で人と触れ合いたい」と思うようになりました。

それは、ただ
楽しい空間を与える。
ストレスを発散させる。
一生懸命に教えてあげる。
それで私が生活を成り立たせる。
というだけのものでは満足できないんだと気が付いたんです。

2年前、私は23年に渡るダンス生活のなかで初めての坐骨神経痛になりました。

治してくださったのは、整体の先生です。
またこの整体というものに関して語り始めると2,3日かかってしまうので省略しますけど、

その先生に教えてもらった体操をやったり生活習慣を変えたら本当に治ったんですね。

先生は、「人の体に触れていくという、とても責任がある仕事」を
しながら、いろいろなことを学んだとお話してくれました。

今のスタイルにいきつくまでにいろいろなことをやったんだよ。とお話してくれました。
針きゅう、
あんま、
マッサージ、
色々をやって、
今ではそれらとは全く違うようやく信じられるやり方を、人にやってあげられることが幸せだ。
と言いました。

先生は言いました
「僕に直してもらおうという精神では治らない」と。

踊りを教えるっていうのも「そういうことじゃないかな」と私は思ったんです。
最初からベストなダンスを伝えられるイントラなんていません。
自分が出会って、成長して、
ああ、これだ。と思えるものをわたしもこの先生のように探していくべきなんだ。

それにはサルサをただのダンスと思ってはいけない。
「人と触れあうという、対、人に影響を与えるダンスと考えよう」
と決意したんです。

本当のことを言えば、私は男性と踊ることに興味はありません(爆弾発言)

なぜなら
愛する人がいたり、踊り以外で男性と楽しい交流があるし、
好きな人とは踊り以外でも濃厚な関係が持てるので。

だけど教えるにあたってこれじゃあまずい。
私は、整体を受けながら、先生の語りを学んで、
どうやって、サルサに生かそうかと考えていました。

足が直るころ、私の頭の中は、すっかりとすっきりと入れ替わった自分がいました。
「ああ、サルサは本当に手からのコミュニケーションだ。きちんと対人関係を教えないと、いけない」
と心に誓いました。

ただし、その対人関係より以前の問題があることも気が付きました。

それが、
リズムキープ(つまり、絶対リズム感)ができない人たちをどうしていくか、という問題です。

だから、このサルサリズムトレーニングレッスンは本当に底辺固めです。
それからの
「対、相手に対してのサルサの教え方」をこの2年間ずうっと考えてきて、
整体を通しながら、
「相手をリラックスさせること」
「一体になることを伝えること」
「体で教えていくこと」
「説明力の強化」
自分に足りないものを研究しました。

このfbには一人もいらっしゃいません、私の横浜のとあるクラスの生徒さんたちは、
私のこの実践を受けてから本当に変わってくれました。
この2年間は地味に、そんなレッスンだけをしていました。

でも、今年からは違います。
確立したので。
私、マチャコの提供する
「コミュニケーションとしてのサルサ」を展開しようと決めています。

ありきたりの、パーティやイベントではないと思いますが、
きっちりやっていくつもりはありますので、
計画したら、こちらfbにもUPします。

テーマは
「サルサを、ただの踊り、集まり、遊び、というジャンルにだけに収まらせない」
何度も書きますが、
「ただの踊り、集まり、遊び、というジャンル」を否定していません♡

他にやる人がいっぱいいてわたしよりも上手にやれることを卒業し
私にしかできないことをやる。
ということ。

それが私の今後のチャレンジだということ。
よかったら、応援してくださいね。
私のできる新しいチャレンジです。